合格者の声/企業の声
マスター養成講座合格者から、受講のきっかけやご自身の学習への取り組み方、受講中に感じられたこと、継続教育で得た知識を業務などに活かしたご経験談などをお寄せいただきました。 また、社員のスキルアップに向けてマスター資格制度を活用されている企業担当者の方々からのメッセージをいただきました。
<2024年認定者>
- 「実務に近いレベルのアウトプットを積むことができ、有意義な体験ができた」
- 「不動産証券化に関する知識を網羅的に学習できる」
- 「学習した知識を基に文章問題や演習問題で、実りのある学びができた」
- 「不動産証券化とは無縁でも、体系立てて学ぶことにより知識を着実に身に着けることができた」
- 「学習で得た知識をcourse2で実践できるすばらしい講座」
- 「実務で使える知識を身に付け、証券化スキームを広くカバーする」
- 「実務に直結する知識の宝庫。実務家向きの知識を身に付ける貴重な機会に」
- 「断片的だった知識が整理され、不動産証券化の基礎知識を効率的に身に付けることができた」
- 「新しい分野だけでなく不動産知識も体系的に・深く理解することができた」
<2023年認定者>
- 「講師の熱意を感じるカリキュラムを味わい楽しむ」
- 「不動産証券化に関する知識を体系的に学習するには絶好の機会」
- 「未経験の業界でも身に付けられた知識と専門性」
- 「『木と森の両方から見ることができる業務知識』が習得できる」
<2022年認定者>
- 「学生最後の1年を講座の学習に充てることは正しい選択だった」
- 「必ず実務に生きる内容”何となく”理解した気になっている事も明解に」
- 「Course2で実際に手を動かして体感することで、Course1の内容理解も深まる」
- 「体系的かつ実務に沿った形で学べる貴重な講座、後輩へ受講を薦めたい」
<2021年認定者>
- 「実務直結、未経験業務も演習を通してイメージできるカリキュラム」
- 「学習内容は膨大だが、実務で役立つ充実したテキスト」
- 「Course1の知識をCourse2で実際に使い有意義で貴重な経験に」
- 「ファイナンスや市場動向等幅広く知識を得ることができた」
<2020年認定者>
「実務に近いレベルのアウトプットを積むことができ、有意義な体験ができた」
JR 西日本不動産開発㈱(西日本旅客鉄道㈱より出向中) 檜 孝太朗さん(A2400708)
私は現在所属する部署にて、主にヘルスケアや物流施設に対して、投資検討から開発推進に至るまで一気通貫した不動産業務を行っています。実務上も現物のみならず信託受益権取引が増えていることやJR西日本グループにてプライベートリート投資法人の運用が開始されたことから、不動産証券化に関する実践的な知識を体系的に学ぶ必要性を感じ、本講座の受講にいたりました。
Course 1 が始まった当初は、実務経験にも乏しく、持ち合わせていた知識についても断片的なものであったため、投資理論や会計・法務等に関し専門的かつ広範囲の知識を求められる試験内容に圧倒されました。Web講義を受講後、配布されたテキストを一旦通読するところから始めましたが、内容が非常に難解であり理解に時間をかなり要しました。そこで、効率的な学習を意識すべく、要点が絞られたレジュメを徹底理解した上で過去問学習を繰り返し、テキストに返るという勉強法に切り替えました。そうすることで、当初難解に思えたテキストも試験直前にはスムーズに読めるようになっていました。
Course 2 では、不動産の投資分析やJ-REIT の銘柄分析を行う等して、より実務に近いレベルでのアウトプットを積むことができ、日々の業務との両立が大変ではありましたが、大変有意義な経験になりました。今後も継続して研鑽に励み、不動産証券化市場の発展および日々の業務を通じて西日本エリアの持続的な発展に寄与できればと思います。
「不動産証券化に関する知識を網羅的に学習できる」
新倉 裕樹さん(M2412001)
私は現在、私募ファンドの運用業務に携わっています。不動産関連のファイナンス業務の他、私募ファンドのファンドマネジメント・アセットマネジメント等、不動産証券化に関わる業務を行ってきたことから、一定の分野に関しては相応の理解がありましたが、不動産証券化について体系的に学習をしたことはありませんでした。今回、会社が不動産証券化協会認定マスターの資格取得を推奨していることもあり、自身の専門性を高めるべく本講座を受講しました。
分野により知識の程度に濃淡があることから、過去問で理解が不足している分野を明確にし、Web講義やテキスト等も併せ重点的に学習しました。また、学習する内容について、過去及び現在の実務において自身がどのように判断してきたか等と結び付けて考えることを心がけました。結果として、本講座を通じて、体系的かつ実践的に知識を習得することができたと考えています。
不動産証券化に関する知識を網羅的に学習できる内容だと思いますので、不動産証券化に関わっている方、興味関心がある方には是非取り組んでいただければと思います。
「学習した知識を基に文章問題や演習問題で、実りのある学びができた」
畑井 良祐さん(M2412021)
私は現在リース会社において現物不動産の取得業務を担当しており、直接的に不動産の証券化には携わっていないものの、社内の他部署において受益権の保有やファンド向けの融資を行っていることから不動産の証券化に興味を持ち、知識の習得を目的に本講座を受講しました。
証券化の知識について全く持ち合わせていない初学者であったため、Course 1 では初めにWeb講義とレジュメを用いて全体像を理解するように取り組みました。その中で都度理解ができていない箇所についてテキストを読み込み、理解度の確認として過去問を解くことを繰り返し行いました。
Course 2 のレポート課題は、実務を意識した演習問題であり、Course 1 で学習した知識を基に課題に取り組むことに加え、問題の一部を自分自身で考える課題も存在したため、Web講義やレジュメ、テキストに散りばめられた出題者の意図をくみ取りながら課題を作成いたしました。Course 1 とは異なり、文章問題も多くあるため、より深い理解が求められ、非常に実りのある学びとなりました。養成講座での学習は終了となりますが、資格の認定をゴールとするのではなく、今後も継続教育を通じて、より理解を深めていきたいと考えています。
最後に、今後マスターを目指す方へ、決して楽な道のりではないと思いますが、私のような初学者の方でも不動産の証券化に関する知識を習得できる貴重な機会であるため、是非取り組んでいただければと思います。
「不動産証券化とは無縁でも、体系立てて学ぶことにより知識を着実に身に着けることができた」
三井不動産株式会社 中島 一帆さん(M2412116)
私は2020年に当社に中途入社し、商業施設の運営・イノベーション関連事業を経て、現在は様々なアセットを組み合わせた複合開発事業に携わっています。現部署にてマスター資格の取得が必須とされていたこと、開発業務において不動産証券化の知識が有用だと感じたことから、本講座を受講しました。
Course 1 は試験範囲が幅広いですが、Web講義が充実しており、効率よく重要なポイントを理解することができました。テキストも電子化されていたため、通勤等の移動時間を活用してコツコツと勉強し、早期に全範囲を学習、過去問演習に時間を割けるようにしました。特に法律や会計等の細かい事項は一度の学習では理解しづらいので、まずは全体感を把握し、過去問にて理解不足だと感じた事項に関して再度深掘り学習する形を繰り返す方法が知識の定着に繋がると思います。
Course 2 のレポート課題も自ら調べ、考える事項が多く大変でしたが、アウトプットを通じてより実践的な活用の仕方を学ぶことができたと感じています。私は前職ではIT企業に勤めており、不動産証券化とは無縁のキャリアでしたが、試験勉強を通じて体系立てて学ぶことにより、知識を着実に身に付け、合格することができました。証券化実務の従事有無に関わらず、不動産証券化の知見はこれからますます重要になっていくと思いますので、ぜひ様々なバックグラウンドの方にこの資格の取得にチャレンジしていただきたいと思います。
「学習で得た知識をcourse2で実践できるすばらしい講座」
株式会社サンケイビル 川田 優介さん(M2412232)
まず私の経歴ですが、新卒後ずっと不動産業界で、現在はオフィスビルのAM業務に携わっております。受講の動機は、若き日の宅建取得から時間も経過しており、今一度体系的に知識を再確認したいと感じていたからです。
Course1 は、まずWeb講義を中心に、理解できない部分をテキストで補う進め方をしました。そして過去問に入り、できない部分はまたWeb講義のスライド資料やテキストに戻って再確認するという作業を繰り返しました。実際問題を解いてみないと、なかなか理解度が測れないので、ひと通りWeb講義が理解できる程度になったら、過去問に取り組んでみることをお勧めします。
不動産業界はオフィス・住宅、開発・仲介、AM・PM等、分野が多岐にわたっておりますが、この勉強を進めていくと、知らない分野の業務がシナプスのようにつながってくるタイミングがあり、講座を終えた時にはすっきりする感覚を覚えます。私にとってすばらしい講座でした。
不動産業界に携わっていない方は、量が多めなこともあり、勉強を早めに開始することをお勧めします。Course1で得た知識はCourse2 で実践できることもあり、良い体験ができると思います。量は多くても決して無駄はないと思います。今後の私ですが、ARESマスターとして、引き続き知識向上に努め、自分の携わる分野で活躍することで、微力ながら不動産証券化市場の発展に貢献していきたいと思います。
「実務で使える知識を身に付け、証券化スキームを広くカバーする」
株式会社LeTech 落合 崇道さん(M2412277)
私の所属する株式会社LeTechは2018年に東京証券取引所マザーズ市場(現在はグロース市場)に上場した不動産会社として、更なる成長と財務基盤強化に向けた取り組みを進めています。不動産デベロッパーの立場で開発・売却・運用それぞれのフェーズでの事業収支構造やBSの最適化を検討する際、証券化スキームを選択肢として検討できることは重要だと感じていましたし、不動産クラウドファンディングによる資金調達等にも可能性を感じていましたので、証券化スキームから法制度、会計、税務、収支分析、ファイナンス理論までを広くカバーするマスター養成講座にチャレンジしました。
試験合格ではなく実務で使える知識を身に付けることを目的に受講をスタートしたため、過去問は見ずに学習を進め、自身の業務に関わる範囲で理解できない点があれば納得いくまで調べ、自分なりの整理資料にまとめて次のチャプターに進むという進め方をしていました。そのため、試験に出ない範囲にも多くの時間をかけて学習をした分相応には理解が深まったと感じますが、これから本講座を受講する方には効率面でお勧めできない学習方法ですので、テキスト読了後に過去問を確認されることをお勧めします。
学んだことは自社の事業収支構造の理解や新規事業の検討に直結すると感じますし、今後は事業の最適化や証券化スキームの活用など、実務での施策検討、実行に役立てていけるよう努力したいと考えています。
「実務に直結する知識の宝庫。実務家向きの知識を身に付ける貴重な機会に」
株式会社千葉銀行 上田 毅さん(M2412301)
私は現在、ストラクチャードファイナンスの審査を統括する立場におります。実務を通して国内外のプロジェクトファイナンスに携わってきた経験はありましたが、不動産証券化案件については詳細な論点を分析するための知識が不足していると感じていた中、先行して本資格を取得した部下に勧められて受講を決意しました。
本講座は、「実務に直結する知識の宝庫」です。Course1では、不動産取引に関連する基本用語からノンリコースローンの論点、関連法規や会計上のポイントまで幅広く説明されており、学習した知識が翌日の業務に活かされたことが度々ありました。一方、修了試験に向けた勉強は、近道のない地道な作業です。WEB講義を聞く、テキストを読む、過去問を解く。この繰り返しですが、WEB講義を含む教材はスマートフォンで場所を選ばず確認できるため、隙間時間に何度も見直しました。
Course2は、実際に手を動かす作業を通して、学んだ知識をより深く自分の中に落とし込むプロセスです。事例を題材としたレポートの作成が中心となりますが、頭の中の知識を計算や文章としてアウトプットするなかで整理することができ、応用可能な知識を手に入れるうえで大変有用と感じました。
本講座を修了するには、相応の学習時間を確保する必要がありますが、将来に役立つ貴重な時間となるはずです。「応用力の高い実務家向きの知識」を身に付ける機会として、幅広い方にチャレンジしていただければと思います。
「断片的だった知識が整理され、不動産証券化の基礎知識を効率的に身に付けることができた」
株式会社リオ・アセットマネジメント 中津 貴美子さん(M2412441)※ご所属は合格時点のものです。
私は、一昨年の年末より中規模の物件を中心とする不動産私募ファンドの運用を行う現在の勤務先に出向となり、新たに不動産証券化業務に携わることとなりました。業務に取り組む中で、必要とされる知識は多岐にわたり、その量も膨大であると感じたため、また勤務先で推奨されたこともあり、まずは体系的に知識を習得するために本講座を受講しました。
Course1では、初めにWeb講義を繰り返し受講して理解し、テキストでその内容を補完するようにして学習しました。特に法律や税務・会計の分野では、勤務先での業務と結び付けて、具体的な内容をイメージしながら学ぶことで、より理解が深まったと感じています。
Course2では、実際にレポート課題に取り組んでみると自ら考えることが多く、理解したつもりになっていたことでも理解が足りないことを痛感し、改めてテキスト等で復習しながら取り組みました。本講座で学んだことだけでなく、これまでの実務経験によって得た知識も活かして取り組むことで、より実践に近い形で取り組むことができたと感じています。
本講座を受講したことで、業務に必要な範囲のみの断片的だった知識が整理されて大きく広がり、不動産証券化の基礎知識を効率的に身に付けることができたと感じています。今後は、本講座で学んだ基礎知識をもとに、日々の業務や継続教育の場での自己研鑽に励み、さらに知識と専門性を高めていきたいと思います。
「新しい分野だけでなく不動産知識も体系的に・深く理解することができた」
株式会社サンケイビル 安部 雄也さん(M2412459)
私は不動産デベロッパーである当社に入社以来、不動産開発の業務に従事しており、AMに関する実務は経験がありませんでした。近年業務の中でGK-TKスキームを活用した事業や外部AM会社との取引など証券化スキームに触れる機会が増えてきたこと、社内でも本講座に挑戦する人が多いことがきっかけで、受講に至りました。
Course1 では、金融や投資に関する範囲の知識が乏しく、予想していた通り理解に時間がかかりました。通勤時間にWeb講義を視聴し全体感を把握することから始め、本格的な勉強はテキストを熟読することが中心でした。試験前には過去問を繰り返し解きながら、知識が定着していない範囲をメモに残して見返すなどして対策しました。
Course2 は課題作成の作業が主となりましたが、Web講義とテキストを参考にしながら少しずつ進めていきました。もう少し計画的に進められれば、提出期限の間際に焦ることはなかったのではないかと反省しております。また、スクーリングは各講師の経験や考えが対面の講義でダイレクトに伝わる場でした。
受講を通して、新しい分野の知識獲得だけでなく、不動産関連の知識もより一層体系的に・深く理解することができたと感じており、今後の自身の業務や自社の事業拡大に活かしていきたいと思います。勉強方法については、周りの人を見ても様々な方法があって正解はないように思いますが、とにかく時間の確保が重要だと感じました。
最後に、受講を理解し応援してくれた家族や上司、マスターの先輩方に感謝を伝えたいと思います。
「講師の熱意を感じるカリキュラムを味わい楽しむ」
株式会社竹中工務店 森下 伸朗さん(M2311348)
私は建設会社の不動産部門において不動産の新規開発や取得業務を行っています。ARESマスター取得については会社も取得を奨励していながら様々なエクスキューズを作り先伸ばしにしてきたのですが、幅が広く専門的な分野であり体系立った学習の必要があると以前から感じており、今回受講を決断しました。
Course1については、実務に役立てたいという思いから丸暗記にとどまらず自分で咀嚼し理解をすることを努めました。初めにWeb講義を聞きながら、テキストにメモを取りアンダーラインを入れ、次にテキストを読みWeb講義の内容を中心に学習し、最後に過去問を解きながらテキストを参照して、Q&Aノートを作り、試験の直前まで何回もノートを見返しました。
Course2については、実務担当者になったつもりで臨場感を持ち取り組みました。ファイナンス、J-REITの分析については、エクイティ出資者のカウンターパートとして、その立場、ロジックの理解に努め興味深く取り組めました。
受講の感想として、不動産証券化における貴重な暗黙知を初学者が学べるようにカリキュラムの形で体系的にまとめられた、講師、ARESの皆様の熱意とご尽力に圧倒されました。またその成果をとことん味わうべく楽しもうというのが、大きなモティベーションとなりました。
資格取得をスタート地点として今後も自己研鑽を怠らず、ARESマスターに期待される見識と公正さをもって業務を推進し、不動産証券化市場の発展に貢献していきたいと思います。
「不動産証券化に関する知識を体系的に学習するには絶好の機会」
DBJキャピタル株式会社(株式会社日本政策投資銀行より出向) 髙平 裕貴さん(M2311481)
昨年度まで所属していた部署では物流不動産を対象とした投融資に携わっていたことから、不動産証券化に係る実践的な知識を習得し、建設的な意見を述べることができるようになるべく本講座を受講しました。社会人は日々の業務と両立して学習することが求められ、モチベーションの維持が肝要となりますが、上述の目的意識を持ち続けたことで学習面を上手くコントロールできたと思っています。
Course1では充実した解説付きの教材が用意されており、各要点に関する歴史的な背景から、現状の課題までを網羅的に学ぶことができました。これにより、法的根拠や一般的な見解に関する知識が深まったことは、実務において関係者と議論する中で非常に役立ちました。Course2では、より実務を意識した演習を行うことで、必要な情報を得ることの難しさを実感すると同時に、そのデータを調べる手段を学ぶことができました。
現在は証券化とは離れた業務に従事していますが、将来的には不動産証券化業務に再度挑戦し、微力ながらも市場の更なる発展に貢献したいと思っており、今後もマスター継続教育等の機会を生かしながら知見を深めていく所存です。
また、本講座を受講した動機として会社の先輩方から勧められたことも一因ですが、不動産証券化に関する知識を体系的に学習するには絶好の機会と身をもって感じましたので、今後、当該分野に関心がある同僚には積極的に紹介していきたいと思っています。
「未経験の業界でも身に付けられた知識と専門性」
オリックス・アセットマネジメント株式会社(株式会社大京より出向) 西谷 朋直さん(M2311496)
私は2021年の秋にオリックス不動産投資法人の資産運用会社である当社に異動し、初めてJ-REIT業界に従事しました。会社としてARESマスターの資格取得を推奨していたこともありますが、未経験の業界で早期にキャッチアップするにはマスター養成講座を受講することが近道だと思い、異動当初から受講することを決めておりました。
しかし、実際にCourse1のテキストを前にすると、そのボリュームから5ヶ月間での合格に不安を感じ、受講開始日から学習を開始しました。試験2ヶ月前までは、毎日時間を決めてWeb講義の視聴とテキストで学習し、通勤途中にもWeb講義を受講して毎日少しずつ取り組むことができたので、効率よく学習を進められたと思います。
またCourse2のレポート課題では、これまで学んだことを実際に考え、手を動かして作成することで、知識の定着ができました。Course1・2ともに大変ではありましたが、不動産証券化に関連する知識を体系的に習得でき、学習したことが実務とつながることで理解も深まり、とても有意義な受講でした。
これからARESマスターを目指す方におかれましては、かなりの時間と労力を要する講座ではありますが、実務に沿った内容で必ず活かせると思いますので、是非取り組んでみていただければと思います。
今後は、マスター養成講座で身に着けた知識を実務で活かしつつ、継続教育で知識と専門性を高めていくことで、不動産証券化市場の発展に微力ながら貢献できればと思います。
「『木と森の両方から見ることができる業務知識』が習得できる」
株式会社SBI証券 有泉 俊介さん(M2311704)
私は、SBI証券においてSBIグループとして推進している不動産金融事業の企画、運営等に携わっています。現在では3つの不動産AMを擁する体制まで成長し、各自の専門性を一層高めるために不動産証券化協会認定マスターの資格取得を推奨しています。資格取得を推奨している一方で、自らが受講経験すらないのでは説得力がないと思い、当初は試しに受講するぐらいの感覚で申し込みを行いました。
しっかりとしたテキストとWeb講義の案内が届き、通勤時にWeb講義の内容を聴くことから始めました。勉強を進めていくと、業務では断片的に理解していたことが体系的に把握できたり、自身のキャリアで不動産から離れていた時期の法制度の変更やその背景等を時系列で復習できたりと、資格取得目的でなくとも、講義内容を業務に役立てることができると感じました。
Course 1 修了試験の約1カ月前、過去問に挑戦しましたが合格ラインには遠く及びませんでした。諦めようかと思いましたが、過去問を複数回解き、間違ったところを重点的にWeb講義等で理解するように努めました。
結果として Course 1と実践編であるCourse 2 も修了し、晴れて修了通知をいただくことができました。受講者の方にとって、当面の山場は Course 1 修了試験だと思いますが、Web講義等で全容を掴み、過去問でチェックすることをお勧めします。不得意なところをしっかりとフォローすれば試験対策になることに加えて、ARESマスターに相応しい「木と森の両方から見ることができる業務知識」が習得できると思います。
「学生最後の1年を講座の学習に充てることは正しい選択だった」
加藤 泰介さん(A2200590)
私は大学4年時にマスター養成講座を受講いたしました。就職活動も終わり時間に余裕ができたことから何か取り組めることはないかと探した結果、関心を持っている不動産金融関連の勉強がしたいと考えたからです。
証券化の実務にかかわった経験がない中で勉強に取り組むことは困難を極めましたが、Web講義を繰り返し見たり、各種インターネット記事を読んだりする中で少しずつ理解を深めることができました。債権回収に関するパートが特に難しかったのですが、各種漫画を読むことも有効であったと感じています。
Course2では手を動かしながらモデリングや決算資料の分析をする経験を積むことができ、実務を体験したことがない身としては非常に勉強になりました。
今後のキャリアでどの程度証券化にかかわることがあるか、現時点ではあまりわかってはいませんが、不動産・金融の幅広い分野で役に立つ知識を身に着けることができたと感じています。徒に時間を使うのではなく、マスター養成講座の勉強に学生最後の1年を充てることができたのは正しい選択であったと考えています。
試験会場では社会人の方が多かった印象ですが、学生の方にも強くお勧めできる資格です。
「必ず実務に生きる内容”何となく”理解した気になっている事も明解に」
三菱UFJ信託銀行株式会社 茂木 厚志さん(M2210652)
私が現在所属する部署では不動産私募ファンドの組成・運用を行っており、配属当初からマスター資格の取得を推奨されていました。私自身も多岐にわたる不動産証券化に係る知識を体系的に学ぶことができればと思い、本講座を受講しました。
Course1では、まずテキストを通読しその後にWeb講義を受講、試験が近付いた段階で過去問を用いて学習しました。情報量が膨大なため、特に過去問を解きながら不明な個所をテキストで再確認したり、可能な限り日常の業務で取り扱う内容を結びつけながら学習したりすることが知識を定着させる上で有益であったように思います。
Course2では、レポート形式で複数の課題に取り組みました。普段とは異なるレンダーの立場での分析やJ-REITの比較分析を行い新鮮な体験ができました。”何となく”理解した気になっている事柄も、言語化・表現することで改めて認識不足に気付くことができ、有意義であったと思います。
養成講座を修了することはできましたが、まだまだこの広い世界の一端に触れたばかりです。今後は幅広いストラクチャーやアセットの案件に積極的に取り組むことを通じて新しい知識を修得し、マスターとしての見識を深めていければと思います。
今後マスターを目指す方におかれては、かなりの時間を要する講座ですので様々なご苦労があられるかもしれませんが、必ず実務に生きる内容だと思いますので是非取り組んでみていただければと思います。
「Course2で実際に手を動かして体感することで、Course1の内容理解も深まる」
東京建物不動産販売株式会社 盛合 浩輔さん(A2200541)
私は現在、不動産流通会社である当社の法人仲介部門において収益物件や事業用不動産などをはじめとした様々なアセットの不動産仲介業務に就いています。
仲介業務を続けていくにあたり、不動産の基礎的な知識に加えてファイナンスや投資分析、不動産投資のスキームについて体系的に学ぶことで業務の幅を広げられればと思い、また会社でも取得を奨励されていたこともあって今回、ARESマスター養成講座を受講しました。
Course1ではそれこそ私の普段の業務では中々馴染みのないファイナンスや投資スキーム、不動産証券化に係る法制などが登場し、苦慮することもありましたがテキストとWeb講義を組み合わせながら受講することで時間をかけてじっくりと学習することができました。
Course2では座学で学んだ内容をExcelシートの作成など実際に手を動かして体感することができ、Course1の内容理解をより深いレベルまで落とし込むことができました。こちらでも普段の業務では触れることのないレンダーの立場に立ってのシミュレーションなど、非常に貴重な体験をすることができました。
将来的には現在の業務の経験を活かして不動産金融分野の業務を経験したいと考えており、そのためにも今回ARESマスター養成講座で学んだ内容を普段の業務と突き合わせながら知識を発展・深化させていきたいと思っています。
「体系的かつ実務に沿った形で学べる貴重な講座、後輩へ受講を薦めたい」
東京ガス不動産株式会社 安宅 荘一郎さん(M2210510)
私は現在、新規投資案件の取得および出資案件の推進業務に携わっています。不動産証券化に関しては、これまで実務の機会に恵まれたものの、その全体像を把握するまでには至らず、不完全燃焼となっていました。この度、本資格取得への諸先輩方からの熱い薦めに加え、自身としても案件獲得や事業推進における選択肢の拡充に繋げられるのではと思い、養成講座の受講を決意しました。
Course1では想定していたとはいえテキストボリュームとその範囲に圧倒されました。しかしながら、ARES CAMPUSがスマートフォンでも活用しやすく、利便性が高かったことから、時間・場所を選ばず効率的に学習を進めることができました。馴染みの薄い法律や会計分野に関しては、通勤時間等でWeb講義を繰り返し視聴することで、ポイントと単元全体の把握を行い、テキストで知識を補完、過去問題集を解くことで知識の定着に努めました。
Course2はCourse1で学んだことを実践する内容となっており、頭を悩ませる時間が長かったものの、考え、手を動かすことで気づきを得ながら理解を深めることができました。
引き続き、継続教育等を通じ自己研鑽に励むとともに、外部環境の変化を敏感に察知しながら、マスターの先輩方と共に、証券化市場の発展に誠実に取り組んでいく所存です。また、改めて本講座は不動産証券化に関わる知識を、体系的かつ実務に沿った形で学べる貴重な講座であると実感しましたので、今後は私も後輩へ熱く受講を薦めていきたいと考えております。
「実務直結、未経験業務も演習を通してイメージできるカリキュラム」
中央日土地アセットマネジメント株式会社(中央日本土地建物株式会社より出向) 佐藤 航将さん(M2109848)
私が所属する部署では、不動産私募ファンドの組成・運用を中心に行っています。本講座を受講したのは、期中運用、組成にかかるアクイジション、資金調達等多方面の業務知識を体系的に習得し、業務スキルの向上を図るためでありました。
実際に受講する中で、テキスト・講義からまさしく業務を担っている部分の知識に関する記載、なぜ・どうして部分を補完するような記述も多数ありました。業務と並行しながら、業務内で少しでも経験したことはすぐに周辺含め学習することで、非常に効率的に知識を習得することができたと思います。特に役立ったこととして、複数関係者との協業があげられます。多くの関係者との協業にあたっては各々の立場を理解したうえで業務を進めていく必要が多々あり、本講座では様々な立場からの解説等が充実しており、そういった場面において基礎となる部分を補完することができました。合わせて、普段経験することのできない業務に関しても具体的な問題演習等をとおして、イメージできるようなカリキュラムになっており業務範囲の幅をひろげていきたいと思えるものでした。
今後は、今回学習したことを切り口として、日々の業務と合わせて、経験→知識習得→実践→経験のような良いサイクルをまわしながら、不動産ファンドを活用した地方を含めた社会課題解決等を実践できるようにし、会社と不動産証券化市場の発展に貢献していきたいと考えております。
「学習内容は膨大だが、実務で役立つ充実したテキスト」
芙蓉総合リース株式会社 笹岡 蒼太さん(M2109903)
私が所属する芙蓉総合リースは、収益不動産の保有や私募ファンド・私募REITに対するノンリコースローンの融資やエクイティ投資を行っています。自らのキャリアにおいて現物不動産に対する知見を得る機会はあったものの、ビークル(SPV)を活用したスキームに触れる経験が無かったことから、不動産証券化に関する知識を学び、顧客への提案の幅を広げたいと考え、本講座の受講を決意しました。また、会社として不動産の事業領域を拡大する中で、不動産の証券化に精通した人間を増やしたいという考えから、新たに取得奨励資格として設定されたこともその後押しになりました。
受講開始時点では、証券化の知識について素人同然の状態から始まりましたが、講義の内容は体系的に説明されており、納得感のあるものだったため、経験したことのないSPVの実務を今後の業務に活かせる形で吸収することが出来ました。また、Course1とCourse2のいずれも、教材のボリュームが多く、学習にあたっては骨が折れましたが、実務的で興味深いものであったことから、楽しみながら学習出来ました。特にテキストは内容が膨大ですが、その分読み応えがあり内容も充実していることから、今でも職場に常備しています。
学習を通じて、日本の不動産市場についてはまだまだ発展性があるものと感じました。不動産を市場に流通させるにあたって不動産証券化のスキームは不可欠であると思いましたので、実務を通じて一層の研鑽に励み、今後の不動産業界の発展に貢献していきたいと考えています。
「Course1の知識をCourse2で実際に使い有意義で貴重な経験に」
株式会社竹中工務店 永谷 司さん(M2110039)
私は現在、建設会社である当社において、不動産の開発、賃貸、不動産投資に関するマネジメント等の業務を行う部署にて、自社保有土地における新規開発を推進しております。不動産開発にあたり、不動産分野の知識に加え、ファイナンススキーム等の専門知識についても体系的に学びたく、また、会社からもARESマスター資格の取得が推奨されていることから、マスター養成講座を受講いたしました。
Course1では、広範囲にわたる不動産証券化ビジネスに必要な知識を体系的に学習できるようにテキストやWeb講義等かなりのボリュームでしたので、受講開始時から毎日学習時間を確保するように努めました。科目毎に、最初にWeb講義を受講し全体像を把握した後、テキストを通読し内容の理解を深め、過去問題集を通じてアウトプットすることで知識の定着を図りました。全5科目を終えた後、再度過去問題に取り組み、全て正解になるまで繰り返すことで、修了試験対策としました。
Course2では、レポート課題である投資分析の過程においてCourse1で学んだ知識を実際に使うことにより理解を深めることができ、非常に有意義であったと同時に、楽しく取り組むことが出来ました。また、レンダーの立場からの分析といった、普段の業務では経験が出来ないような内容も求められており、大変貴重な経験となりました。
本講座で学んだ知識を実際の業務に活かしていくためにも、今後も継続教育等を通じて自己研鑽に励み、不動産証券化産業の発展に微力ながら貢献してまいりたいと思います。
「ファイナンスや市場動向等幅広く知識を得ることができた」
西日本旅客鉄道株式会社 大厩 智也さん(M2110211)
私が所属する不動産統括部では、JR西日本グループの不動産戦略立案や事業統括の機能を担っており、事業領域の拡大や財務コントロールを目的とした私募ファンド及び私募REITの組成に向けた検討を進めております。それに伴い、不動産証券化に精通した人材育成が急務となっており、基礎となる知識を体系的に取得するべく、本講座を受講しました。
Course1については、テキストやWeb講義のボリュームが予想以上のものでしたが、学習の進め方や標準学習時間を明示いただいたこともあり、学習計画が立て易く着実に学習を進めることができました。不動産に関する内容である102についてはすぐにインプットできた一方、あまり馴染みのない103については苦戦し、テキスト、講義、過去問を複数回反復することで理解に努めました。Course2の演習課題については、Course1の知識をベースとした実務に近い内容であり、レンダー視点での物件評価や投資分析等、大変興味深く取り組むことができました。
仕事や育児に追われる中での学習は苦労の連続でしたが、本講座の受講を通して、不動産証券化はもとよりファイナンスや市場動向等幅広く知識を得ることが叶い、大変有意義な経験となりました。コロナ禍を経て社会変容が急激に進行する中、今後も継続して研鑽に励み、不動産証券化を通じた西日本エリアの持続的発展に寄与して参りたいと思います。
「Course1覚えたての知識をCourse2で実際に使うことで理解が深まった」
三井不動産投資顧問株式会社(三井不動産株式会社より出向) 中西 友梨奈さん(M2009149)
私は現在、私募ファンド・私募REIT の資産運用会社である三井不動産投資顧問株式会社にて、物件の期中運用に従事しております。弊社には、専門知識の維持・向上を目的とした資格支援制度があり、ARES マスターの取得も推奨されていることから、業務の基礎固めのため、本講座を受講いたしました。
受講を開始すると、実務で触れながら頭の中で点在・散在していた事柄が、Course1 を通して体系化されていき、非常にすっきりしました。Course2 では、分析の要素も入った実践的な内容であり、覚えたての知識を実際に使うことが求められ、理解を深めるのに大変有益でした。講座を通して、膨大なテキスト量と講義時間には圧倒されましたが、その分、不動産証券化ビジネスにおける投資家、レンダー、AM、PM 等のそれぞれの立場において必要とされる基礎知識を幅広く学ぶことができ、自分の立場以外のプレイヤーの視点を垣間見ることができました。日々携わるAM としての視点を離れて、幾ばくか想像力がついたように思います。
不動産市場にはサイクルがあると講義にて学びましたが、コロナ禍を受けて新たなフェーズに入ろうとしている今こそ、本講座で身につけた知識を土台として研鑽を積み、微力ながらも、会社と不動産証券化市場の発展に貢献して参りたいと存じます。
「理解しやすい優れた教材、受講を通じて不動産証券化商品へのイメージが変わった」
アルファコート株式会社 安藤 純さん(M2009458)
私は、北海道札幌市内の地場総合不動産会社で勤務をしております。会社で取得推奨されまして、キャリアアップに繋がればと思い本講座を受講致しました。
Course1 の学習については、教材が与えられており、また宅建試験のように修了試験合格に特化した外部教材が存在しないため、合格点を意識するよりも教材への理解度を深めるという意識で、暗記ではなく仕組みや講義の意図を理解できたかという点を重視して学習を進めました。特に活用したのはWeb講座です。テキストで淡々と書かれている内容でも、Web 講座では重要な点については講師の先生方が時間をかけて説明して頂けるなど、内容ごとの重要度の違いが伝わってくるため要点を把握しやすかったです。また学習内容が単元ごとに独立しているのではなく重要テーマについては複数単元で何度も触れる作りであることから、理解しやすい優れた教材だと思いました。
Course2 については、問題から着手し行き詰った点をWeb講義やテキストで理解不足を補うという方法で取り組みました。歯応えはありましたがいずれも実践的な内容で大変良い経験になりました。
不動産業界の人間として不動産証券化商品は仕組みが複雑で取っ付きにくいというイメージがありました(実際、組成の仕組みは複雑でした。)が、投資家目線で考えますと投資対象が実物の不動産(信託)である点、収益構造がシンプルという点から株式等の内部の状況が分かりにくく、収益構造が複雑な事業体への投資と比較すると、投資商品としてはとても親しみやすいものであるということを、受講を通じて実感し、まだまだ広く一般への普及の余地があるなという意識を持ちました。
今後はARES マスターとして研鑽を積み、証券化を通して地域の発展に貢献にできる業務に携わることができればと考えております。
<マスターを活かす!>
「継続教育で最前線にいる実務家の講習等から有益な情報を得ることができる」
日鉄興和不動産株式会社 成毛 紀夫さん(M1807956)
不動産証券化は、J-REITや私募REIT、私募ファンドだけではなく、不動産開発での活用など、不動産業界における証券化の重要性は増しており、この流れは更に加速していく。もはや不動産証券化は特別なことではなく、不動産ビジネスを持続的に続けていくために必要なもの、あたりまえのものになったと思う。
一方で、「不動産証券化」という言葉から「高度な専門性」「何か難しいことをやるのではないか」などが連想され、敷居を高く感じる方もいるのではないかと思うが、不動産証券化マスター養成講座では不動産と金融の両方について、基礎知識から実務レベルの知識まで体系的に学習することが出来るようになっている。また、マスターとなってからも継続教育プログラムによって、最前線にいる実務家による講習などによってフォローアップ体制が整備されている。興味のあるテーマだけを選んで受講できることもありがたい。
忙しくて時間の確保が難しい方でも、オンデマンド配信で受講できる講習もあり、隙間時間や休日を使って受講できる。また、隔月に発行されるARES不動産証券化ジャーナルでも不動産証券化に関連する情報を取り上げており、知識面のフォローアップだけでなく、マーケット環境や業界動向を知る上でも有益な情報を得ることができる。
「国際的にも通用する資格」
三井不動産投資顧問株式会社 調査部 飯島 中夫さん(M0902413)
日本はアメリカ合衆国に次いで、世界第二位の投資用不動産市場とされていますが、言葉の壁という問題もあり、更なる国際化が喫緊の課題となっています。米国、英連邦諸国、欧州諸国等、広く国際的に開かれた投資用不動産市場におけるビジネス展開においては、日本の会社のような組織単位のつながりに加えて、職能毎のネットワーク形成が必須の要件となっています。不動産証券化協会認定マスター資格は、国際的な投資用不動産の専門家グループとして認められている1868年創立のThe Royal Institution of Chartered Surveyors(RICS)への会員登録要件としてそのまま認められており、国際的な投資用不動産ビジネスにおける専門職能集団の一員となれることを保証する資格です。もちろん、国内資格としてもその養成講座のカリキュラムは、投資用不動産ビジネスに必要な、業務経験以外の実務に直結する知識、能力をほぼ網羅しており、専門家集団の一員として極めて有益な資格であると考えています。
「実務に直結する学習内容、継続的に学べる仕組みは貴重」
吉松 晃士さん(M0600193)
Jリートの運用資産は約16兆円(2017年6月)となり、証券化された不動産はますます増えている。不動産証券化は現物所有とは異なり、多くのプレイヤーが介在し各所に対応しなければならない。Jリート所有の受託物件、私募リート物件のほか、自社ビルのリースバックのような従前現物所有していた大型物件が部分毎に証券化され多くの受益者がいて、それぞれにプレイヤーがいることもある。また物件全体に関わる改修工事ではすべてのプレイヤーに対応する煩雑な業務が発生する。建替えや再開発に関わる投資案件としての特定目的会社では多くの投資家が参加している。また、それぞれの投資ビジネスに対応する調整能力を必要とされることもある。このビジネスでは、同じ人物が様々な立場を使い分けて兼務することも珍しくない。これが日常、実務として行われており、養成講座を通して証券化の本質を様々な角度から学び理解できたことが活かされている。また、資格者となったあとも継続的に勉学できる機会を提供してくれる仕組みがあり、研修を通して様々なプレイヤーと接する機会のあるマスターはますます貴重な資格となると思う。
<企業の声>
- 三井不動産株式会社 人事部 人材開発グループ
- 三井住友信託銀行株式会社 不動産企画部
- 三菱地所株式会社 人事部
- 清水建設株式会社 投資開発本部
- 日鉄興和不動産株式会社 人事部
- 東急リバブル株式会社 経営管理本部 人材開発部
三井不動産株式会社 人事部 人材開発グループ
当社では、不動産証券化の知識は今や社員にとって不可欠のものであると認識しており、本講座は、不動産証券化に関する高度な実務知識を修得し、かつ高い職業倫理の醸成に資する有益な講座であると捉えております。また、非常に速いスピードでマーケットや規制、制度が変化していく中、資格認定後も、継続教育を通じて最新の専門知識の更新、倫理行動の定着が図られるなど、継続的に時代にキャッチアップしていく人材育成システムとしてもきわめて意義深い内容であると考えています。
そのため当社では、特定の部門に偏ることなく、全総合職社員に対して本講座の受講および資格取得を強く奨励するとともに、資格を取得した場合には受講費用や資格取得後の登録料を会社負担とするなどのサポート体制も整備しております。
今後も不動産投資市場が変化していく中、当社がグローバルな市場で競争力を高めていくためには、本講座を通じた人材育成が従来以上にその重要性を増すものと思われ、本講座の受講および資格取得を一層啓蒙していきたいと考えております。
三井住友信託銀行株式会社 不動産企画部
2001年にJ-REIT市場が創設され、20年余りで不動産投資市場はJ-REIT・私募REIT合計28兆円超まで拡大してきました。今後も新NISAを契機に個人投資家の投資資金が集まり、J-REIT市場の更なる活性化が見込まれます。当社も市場の健全な発展に貢献する中で、不動産証券化に関する業務においては、金融・不動産の専門知識やコンプライアンス関連知識はもとより、不動産ESGなど時代の要請に応じた知識の習得も不可欠なものになっていると感じています。
かかる環境下のスペシャリスト育成において、本マスター資格制度は不動産証券化の体系的な知識やファイナンスに関する知識のみならず、高いコンプライアンス意識を醸成するものとなっており、資格取得の意義は大きいと考えます。また、マスター認定後も継続教育を通じ、法制・税制改正や不動産投資市場の動向、環境不動産やSDGsに関する先進事例のアップデートが可能となっています
当社では全社員を対象に、本マスター資格の新規認定者に「受講料」「資格取得支援金」を、保有者には「年間登録料」を支給するなど、自己啓発資格として取得を推奨しております。現在、不動産事業中心に約350名がマスター資格を保有し、学んだ知識をベースに実務経験を積み重ね、その多くが不動産証券化をはじめとする不動産関連業務の第一線で活躍しています。
今後も本マスター資格取得およびマスター認定後の継続教育を通じ、高品質な不動産証券化関連サービスを提供してまいりたいと考えております。
三菱地所株式会社 人事部
当社は、総合不動産デベロッパーとして、国内外においてオフィス・商業施設・物流施設・ホテル・住宅などの開発・賃貸・分譲・運営管理等を行い、また、社会のニーズや環境の変化を先取りし、スピード感をもって新たな事業や創造的な取組みへのチャレンジを続けております。事業を進めていくうえで、証券化のみならず不動産全般に係る高度な専門知識と高い職業倫理を継続的に習得することのできる本マスター資格制度は、スペシャリスト育成に大きく寄与しております。また、法制度・税制度の改正に対応してテキストも更新されており、専門家による講座を受講することができる点も本資格の魅力です。
このことから、当社では本マスター資格の取得に係るマスター養成講座の受講及び資格取得後の年間登録料を会社負担とし、各社員への本マスター資格の取得を積極的に推奨しており、現在までに約300名が本マスター資格を有するに至っています。
清水建設株式会社 投資開発本部
当本部はゼネコンの不動産開発部門として、国内及び海外での不動産投資開発事業を広く展開しており、本部員にとって、不動産証券化に関する知識の活用、不動産業務の共通言語等の習得が不可欠です。
「不動産証券化協会認定マスター養成講座」は、不動産証券化に関する不動産開発、管理、法律、会計、税務、ファイナンス、更にコンプライアンスと、多肢にわたる知識を網羅的かつ効率的に習得できることに加え、幅広い人脈形成にも役立つ等、多大なメリットがあります。ここ数年、他部門から当本部に配属される若手社員も増加傾向にあるため、本講座の受講を推進しています。本資格取得後も、新たな開発手法の登場、市場動向の変化等に対応すべく、継続教育による知識レベルの向上、実務上必要な情報の取得、をタイムリーに遂行できる点も本講座活用の大きなポイントです。また、都市開発事業への国内外の多くのプレイヤーの参入、発注者ニーズの多様化等が進展する中、非常に有用性の高い資格であることから、全社及びグループ会社に広く周知し、受講を推奨しています。
当社は2005年度のモニター講座から継続して受講し、全社では128名が本資格を有しています。
日鉄興和不動産株式会社 人事部
日鉄興和不動産では、グループ全体で不動産証券化に積極的に取り組んでおり、より高度で幅広いニーズに対応するため、不動産証券化に関する知識をよりレベルアップ出来るマスター資格取得を、グループをあげて推奨しており既に多数の社員がマスター資格を取得しております。
社内制度においても「マスター養成認定講座」受講費用及び資格取得後の年間登録料等を会社が負担するなど、バックアップ体制を充実させたことで、社員がマスター資格取得にチャレンジできる環境が整っており、毎年マスター資格取得者が増えています。
当社グループでは、マスター資格取得が総合デベロッパー社員として必要な知識を幅広く習得出来る最適な機会であるとの認識のもと、今後も取得を推奨していきます。
東急リバブル株式会社 経営管理本部 人材開発部
当社は、総合不動産流通企業として、法人・投資家のお客様の事業用不動産戦略をサポートする様々な不動産ソリューションサービスをご提供しております。その事業領域は事業用不動産や不動産信託受益権の売買仲介、不良債権担保不動産の処分、企業再生に伴う不動産売却アドバイザリー業務、アセットマネジメント業務など多岐にわたり、これら不動産投資市場の事業フィールドにおいては不動産証券化に関する高い専門性も要求されます。
マスター養成講座は、不動産投資市場に関わる業務に携わる社員が専門知識を習得するうえで、不動産証券化の基礎から応用まで、幅広く、かつ実践的に学べる、非常に有意義な講座と認識しており、当社ではその受講を積極的に奨励し、自己啓発表彰の対象としております。現在当社では約90名の社員が資格を取得しており、今後も不動産流通のプロフェッショナル育成のため本講座を積極的に活用していきたいと考えております。